100万回めが巡ってくるまでってこと?

佐野洋子『そうはいかない』が最新刊!て帯で積んであって、なんとなく、じんーときたので購入した。じんときた理由はたぶんふたつあって、佐野洋子がいまぴかぴかの最新刊として書店にならんでいるという点と、私のへっったくそな絵を眺めて、佐野洋子の再来!(買いかぶりにもほどがある)な〜んて言って死んでしまった先生のことを思い出してしまうから。

テレビつけても新聞ひろげても、どうしてどうしてなんでだなんでそうなるんだ?と慮っても腑に落ちない、わたしの中の腑に落としてたまるかみたいな事件、出来事でいっぱいだ。いろんなヒトいるねえ〜じゃもうおさまんない。「育ち」って言葉にはいつもすごい慎重になってしまうけど、育ちわるいよね〜って誰かが誰かのことをいうときに、それは育ちの悪さではなくて育ちのちがいではないか?と反射的に疑うけど。あのヒトやあのヒトたちをつくってきたものっていったいなんだ?どういうものを食べて、どんな教科書を読んで、どういうヒトに愛されてきたら、あんなふうになる?って、わたしはわたしで上から目線でいて他人事にしがちなのも、よくない。悲しんでる人も、怒り狂ってる人も、結局分かり合えないよー。けっきょく分からなくなって、ふっと、100万回生きたねこ(絵本)をひらけば29頁にきて、ああ、そうだったっけ、これだ、これか、、、って。どすんって重いまくらを胸にぶつけられたみたいにすこし苦しくなってから、安心する。毎度、しびれる、じんとくる

gohan